スナックひろこの blog

50代からの起業・複業・キャリア・人生を考えるブログです。自分の生き方をじっくり考えるきっかけになると嬉しいです。

50代〜選択した人 100人インタビュー vol1

こんにちは。

寿命が延び、定年制度も延び・・

定年制度も60歳から65歳へ、70歳までへの定年延長制度への動きが

始まってきました。

 

www.dodadsj.com

これから色んな選択をされる方も増えていくと思います。

そんな中、50代〜で自分のために選択をした人

変化を起こした人などにインタビューを始めていこうと思います。

 

どんな形式で進めているかは手探り状態なので、

アドバイスなどもぜひ!

 

なぜ今回、私がインタビューを始めようかと思ったのかなどは

また別の機会に。

 

今回はインタビュー100分の1人目のAさんから

50代からの転職についてお聞きました。

 

 さっそくインタビューはここから

まずはAさんの紹介

 

・現在59歳、2年前に異業種へ転職された経緯あり

・趣味でライブ活動を行っている

 

今回はなぜ転職したのか、転職のポイントなど

聞いてみました。

 

2年前に転職したわけを聞いてみた

 

 会社の統合などで人員削減のため、希望退職を募り始めた際、

真っ先に手をあげたのがAさん。

60歳まであと数年、会社に残るという選択肢もあった中で、

退職を選んだ理由は何だろうか。真っ先に手をあげたと言うことは

すでに転職先が決まっていたからなのだろうか。

 

退職を選んだ時には転職先は決まっていなかった。

どの業界に行こうとも決めっていなかったというのがAさんの答え。

ではなぜ転職を選んだのだろう?

 

転職のきっかけは何?

 

希望退職の話が出る、2年くらい前、つまりAさんが55歳くらいの頃。

漠然と60歳以降の人生設計に悩んでいたAさんは、その時知り合った

キャリアコンサルの方と一緒に人生、キャリアの棚卸をしていた。

 

そこで行ったのは・・

✖️この先何をやりたいのか

⭕️本来、自分はどういったことに興味を持っていたか?どこにワクワクしたか?ということ

 

これを仕事に当てはめた場合

 

例えば、営業の管理職の方だと

✖️営業の部長がやりたい

⭕️成長する道順を部下が主体的に気づいた瞬間がワクワクする、その想いを感じたい

 

これまで仕事で感じたことだけでなく、子どもの頃の感情に遡って

ワクワクポイントがあるかを探っていく。

 

子どもの頃に遡っていくので記憶を思いだせる期間となると約40〜50年間の

棚卸しとなるので、すぐにできるものではない。

あえて、その時間を作り出さないといけない。

 

しかし、Aさんはこの一見、面倒くさい作業をやっていたのだ。

そのため、退職、転職のタイミングを探っていたAさんにとって、

今回の早期退職の話は追い風のようなものだった。

 

2年前の棚卸しがなかったら、もしかしたら今も

前職のまま、働いていたAさんがいたのかもしれない。

 

自分のワクワクの想いを中心に転職活動

 

転職活動をする基準は人それそれだと思う。

例えば、Aさんのように想いの人もいれば

・お金

・今と異なる業界で能力を高めたい

そんな人もいるでしょう。

 

まずはその軸を自分で持っておくこと。

 

ただ、軸の持ち方によって、転職先の幅は広がる

1、今と同じ経理の仕事

2、〜という自分の想いが叶えられる仕事

 

当然、2の方が幅が広がる

 

ダメな条件をパートナーと決めておく

 

50代〜での転職となると気持ち的に不安なことも多いと思う。

実際、ワクワクするという気持ちだけで転職できるのだろうか。

 

そこにはAさんのパートナー(奥さん)と決めた2点の条件があったのだ。

・不規則な仕事ではないこと

・家計に無理がない転職活動にすること

 

この2点だった。

寿命が延びているからといって、20代の体力を保てるわけがない。

60歳以降を見込んで不規則な就業時間など、体に負担をかける仕事は避けること。

 

Aさんは前職で退職金をもらっていた。その分と次の職場での年収を合わせて

60歳以降のシミュレーションに負担をかけないこと。

 

これらにより、Aさんの中では転職が決まる期間までの時期的な余裕とともに、

気持ち的な余裕もできた。

 

1ヶ月以内に次の職場を決めなければならないと、金銭的に切羽詰まって

いたら気持ちの余裕はなかっただろう。

 

結果的に、Aさんは自分の想いを叶えられそうな職場の書類選考に通り、

思いっきり面接に挑むことができた。

 

これからの働き方の基準

現在、Aさんは希望の職場を見つけ、日々奮闘している。

前職と全く違う業界にいったAさんは、一から覚えることも多いとのこと。

 

今のやりがいは?という問いに対して、

「今は、やりがいよりも前の段階、目の前のことをとことんやって、

その先にやりがいがあると思う」と

とても清々しい表情で語っていた。

 

例えば、転職する、転職しないという場面になってとしても

・これまでやってきたことを続けたい

・新たな道を進みたい

 

何を選択しても自分で決めることがポイント

 

また、この先途中でやりたいことも変わることもあるかもしれないし、

「これだと決めない」「〜べきで動かない」

この2つを持たないようにしているそうだ。

 

Aさんのフットワークが軽いのはこの2点があるからなのだなと思った。

 

社外の人との繋がりを持ったのは50代過ぎてから

社交的なAさんだが、社外の人との繋がりを持ったのは

50代過ぎてからなのだそう。意外と最近のことなのだ。

 

定年を迎えた時に、会社、学生時代からの知り合い以外がいないのは寂しい・・

と思ったのだそう。

 

たまたま、会社の知り合いがsnsでちょっとしたコミュニティーを始め、

そこに参加したことで、snsとリアルな交流の場が広がっていったとのこと。

 

新しい場所・始めることにも

例え恥ずかしい・場違いかなと思った時は、

やりたいことだったら参加してみて、場違いだったら仕方ないと思えばいいだけ。

 

すごくシンプル。

 

趣味の見つけ方

Aさんはバンドをやっている。

おそらく、学生時代にやっていて、よくある。50代で再結成のパターンなのかな

と思っていた。

 

ところが、今回が初めてのバンド活動とのこと。

 

何か趣味を始めたいなとアンテナをはっていた時に

たまたま、ライブハウスにいくことになり、

バンドをやっている人と出会い、

Aさんは「ここで歌えるの?・・歌いたい!」と一言。

 

元々、歌は好きだが歌いたいと思っていて、探していたわけでもなく。

ただ、Aさんの中にあったのは「NHKのど自慢」にいつか出たいなということくらい。

ただ、本能的に「歌いたい」と思い、手をあげたことで

今では趣味になっている。

 

おまけ

 Aさんの転機の一つにキャリアコンサルの方と棚卸しをしてもらったことがある。

実は、Aさんは転職の際に国家資格のキャリアコンサルタントの資格を取得している。

実際に転職先で仕事に繋がっているものではないようだが、

とにかく勉強することが楽しく、モチベーションになったそうだ。

しかし、転職先の話を聞いていると、今の仕事の先にはキャリコンの資格を

生かせそうなイメージも想像できた。

 

50歳を過ぎて、一度キャリアについて話してみたい人は

Aさんを紹介しますよ。

 

まとめ

・今すぐ転職はしないとしても自分の棚卸しをしておくと役に立つ

・どんな想いにワクワクするのか知っておく

・想いを軸にした転職活動は転職先の幅が広がる

・「これだと決めつけない」「〜べきで動かない」柔軟性を持つ

・会社以外のつながりを作っておく

・ワクワクの想いつながると趣味が見つけやすい